絵本の描き手たち:クリストフ・ニーマン

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クリストフ・ニーマンについて

クリストフ・ニーマン(Christoph Niemann。1970~)は、ドイツのバイブリンゲン(Waiblingen)出身のイラストレーター、グラフィックデザイナーです。シュトゥットガルトのState Academy of Fine Artsで、ハインツ・エーデルマン(Heinz Edelmann)からグラフィックデザインを学んでいます。ちなみにエーデルマンは、ビートルズのMV『イエローサブマリン』でアートディレクターを担当した人物として知られます。

ドイツで学んだ後、アメリカに渡ったニーマンは、『The New Yorker』、『WIRED』、『The New York Times Magazine』などの表紙を担当します。また、絵本を含むいくつかの著作を出しています。その中の一冊である『Subway』は、ニューヨーク・タイムズ最優秀絵本賞(2010年)を獲得しました。ただし現在のところ、日本語で読めるクリストフ・ニーマンの作品は存在しないようです。


彼の活動は多岐におよび、テニスのUSオープンに合わせてVR風のアニメーション(動画参照)も手がけましたし、『CHOMP』、『体験型動物園Petting Zoo』といったアプリもリリースしています。2010年には、ニューヨーク・アート・ディレクターズ・クラブの殿堂入り(Art Directors Club Hall of Fame)を果たしました。現在はまたドイツに戻って暮らしています。


“Serve!” a 360° animation by Christoph Niemann | The New Yorker

作品情報

『Abstract City』
『Der Kartoffelkonig(The Potato King)』ドイツ児童文学賞ノミネート作(2014)
『I LEGO N.Y.』
『One Minute till Bedtime』文:Kenn Nesbitt
『Souvenir』
『SUBWAY』ニューヨーク・タイムズ最優秀絵本賞(2010)
『Sunday Sketching』
『That’s How』
『The Police Cloud』
『WORDS』
ほか

Subway

Subway

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