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絵本の描き手たち:オリヴァー・ジェファーズ

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オリバー・ジェファーズについて

オリヴァー・ジェファーズ(Oliver Jeffers。1977~)は、オーストリアで生まれ、北アイルランドのベルファストで育ったアーティスト、イラストレーター、絵本作家です。中高一貫のヘーゼルウッド校(Hazelwood College)を出て、2001年にアルスター大学(Ulster University)を卒業しました。2004年に『みつけたよ、ぼくだけのほし』で、絵本作家としてデビューします。

『まいごのペンギン』でネスレ子どもの本賞(旧スマーティーズ賞)を獲得したのをはじめ、その後も出版した多くの絵本で賞を受賞しています。なお、『まいごのペンギン(原題:Lost and Found)』は、フィリップ・ハント監督によってアニメ化され、英国アカデミー賞のチルドレンズ・アニメーション部門賞(2009)を得ています。


イラストレーターとしては、ニューヨークタイムズ、テレグラフ、ニューズウィーク、WIRED、ガーディアンなどの新聞、雑誌にイラストを提供してきました。画家としての顔も持っています。ニューヨークのブルックリン美術館、ロンドン、ベルリン、シドニーなど世界各地で、絵画およびインスタレーションの展示会が行われました。U2の『Ordinary Love』では、ジャケットでネルソン・マンデラのイラストを描き、MV(動画参照)のディレクターも務めました。


U2 - Ordinary Love (From Mandela OST) Lyric Video

絵本作家になるまで

子どもの頃は、スプーンによる演奏を得意とし、バンドメンバーを探して街中のパブを歩き回りましたが、残念ながら気の合うミュージシャンに出会うことはできませんでした。そこで手にしていたものを、スプーンから絵筆に持ちかえ、絵画に取り組むことにします。やがてアイリッシュ・ニュース紙が主催するアマチュア・アート大会(1995年)で優勝します。このことがきっかけとなり、より真剣にアートと向き合うことになります。

大学に入ってしばらくすると、休学してアメリカ、オーストラリアに渡ります。オーストラリアでは、フリーランスのイラストレーターとして仕事をしました。2000年、学位を取得するために大学に戻ります。卒業前、ベルファストにあるバー「John Hewitt Bar」で、飲酒をテーマにした肖像画の展示会を開きます。この展示会「Boys At The Bar」は、メディアの話題を集め、オープニングで16枚すべてが売り切れました。

大学を出た後、ポスターやアルバム用のイラストを描いたり、店舗に設置するための絵画を描いたりしていましたが、気づいたら絵本の制作に取り掛かっていました。その物語のインスピレーションは、シドニーの埠頭で星を見ていたときに得たものでした。出来あがったものは、代理人を通さず(代理人もいなかったので)、そのままハーパーコリンズ社に送りました。そこでめでたく作品の可能性が認められ、『みつけたよ、ぼくだけのほし』が出版されることになります。

作品情報

『あっ、ひっかかった 』(Steckt)
『かえってきたクレヨン』(The Day the Crayons Came Home)文:ドリュー・デイウォルト
『クレヨンからのおねがい!』(The Day Crayons Quit)文:ドリュー・デイウォルト
『心をビンにとじこめて』(Heart and the Bottle)
『まいごのペンギン』(Lost and Found)
『みつけたよ、ぼくだけのほし』(How to Catch a Star)
『よにもふしぎな本をたべるおとこのこのはなし』(Incredible Book Eating Boy)
『Once Upon an Alphabet: Short Stories for All the Letters』
『The Great Paper Caper』
『The Hueys - the New Sweater』The New York Times Best Illustrated Children's Books of 2012
『The Way Back Home』
『This Moose Belongs to Me』Irish Book Awards Junior Children's Book of the Year(2012)
『Up and Down』
ほか

みつけたよ、ぼくだけのほし (にいるぶっくす)

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How to Catch a Star

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